高層ビルの行方。

平日汐留に野暮用があって出かけたが、人の少なさに驚いてしまった。(汗;)
新型コロナによるリモートワークに伴い、大企業が軒を連ねる超高層ビルから人が消えたのだ。
ぶつからないよう気をつけて歩いていたのが嘘のよう。
報道では3万人以上のワーカーがいなくなりいつもいっぱいだった某有名飲食店も連鎖でとうとう力尽きてしまった…。
シャッターだらけのビルに唯一コンビニだけが煌々と明かりを灯している。
 
リモートで仕事ができる業種は出社する必要がなくなりコロナが収束しても完全に元に戻ることはないでしょう。
電通や日通も売却が進み、他社も移転、規模を縮小と人の減少にオフィス街の大変化が起こっている。
一体あのビル達はどうなってしまうのだろうか?!
外国資本が買い占め汐留という街が豹変する可能性も?!
元当事者に伺ってみましたが、渋い顔をなさるだけであてがない様子。
というのもホテルにするにはかなりの内装工事がかかるようでそう簡単に売れるわけではないとのこと。
悩ましい問題である。
明らかに地価が下がり厳しいデフレが起こるのではないかとも懸念する。
 
長い歴史を持つ銀座8丁目のリクルートビルも売却されお引っ越し作業が夜な夜な行われている。
帰宅途中にたくさんのオフィス用品が運び出される様子がうかがえまた一つ歴史が幕を閉じる。
購入した業者もどのように活用するのか汐留のヒントがそこにあるのかもしれない。
出社する意味のない現状に都心のオフィスビルの行方が気になってならない…。
無駄にしない有効な活用法があるのか、我々は良くも悪くも新しい歴史を目の当たりにするのである。