何やら物騒な銀座…。

クラスター発生源の地として何かと槍玉に上げられる夜の街。
銀座ももちろんその中の一つで今週に入ってから都の職員、警察の見廻りが一層強化されている。
20時以降の営業をしているお店に入ってきて管轄の署に来てくれと始末書のようなものをわざわざ提出しなければならないというのだ。
営業自粛は要請であり法的違反ではありませんが、特措法が施行されることにより何かと締め付けが厳しくなった。
警察、都の職員はもちろんカメラを持った記者まで待ち構えている。
我々はなにも悪いことをしていないのであるが、なんだか肩身の狭い思いで商売をしている。

銀座は大人の社交場、良識のあるお客様、人々が働く街であったはずですが、残念ながらここにきて自粛警察ならぬ、営業をしているお店のタレ込みが寄せられ警察が踏み込むケースもあるようだ。
なんだか人を信用できないギスギスした関係になってしまいとても悲しい現状であります。
コロナは銀座の街の人の心までをも蝕んでしまった…。

生活様式、社会、お客様の価値観も変わる中でこれからかなり淘汰される銀座になるでしょう。
それでもこの街を守りたいと願う飲食店、ママさん、ホステス、黒服、業者、お客様、銀座に携わる全ての人々でなんとかこの試練を乗り越え数年後には笑い話でお酒を酌み交わしたいものであります。

銀座